■目次
1. そもそも方針MTGとは
2. 再方針MTGとは
3. 方針MTGのポイント
4.方針MTGの注意事項
5.方針MTGスケジュールへの簡単貼付け方法

<方針MTGの記載内容>2022.9.29更新
(案件作成時に登録されている内容を入力)
※メール宛先はTO:決裁者 CC:チームメンバー/最適者

【管理担当記載】

◆方針MTG

『概要』

『SG窓口』(管理担当以外)

『急ぎ案件』:No・Yes(理由と程度:     )

『社内の最短スケジュール』

『要件とその課題と対策』

『期日とその課題と対策』

『備考』

◆再方針MTG(必要時)

◆サポート期限超過(必要時)

【受任担当記載】

『顧客の事業』

『受任担当からの指示』案件の注意点/展開のポイント

1. そもそも方針MTGとは?

実務を開始する前に、自分(管理担当)だけでなく決裁者も巻き込んで、
案件の要件や問題点(懸念点)を集中的に検討・洗い出しをする機会です。

管理担当にとって、実際に業務が開始した後の【道しるべ】になるものです。
方針MTGの時に、しっかり集中的に案件のことを考え尽くし(DBの備考に)記録しておけば、あとは、方針MTG通りに実務を進めていけば、案件はサクサク回っていきます。

方針MTGを甘くみて、前回の方針MTGをコピペしただけで終わらせたり、
要件チェックを十分に行わなかったり、しっかり考えなかった案件・担当者は、
高い確率で、案件が頓挫したりトラブルになっています。

※申込書が届いたら、必ずすぐに案件作成のうえ方針MTGすることを徹底してください。

面談日程が確定していないから、必要書類がとどいていないから、 といった理由で放置することはNGです。

申込をうけたらすぐに、管理担当が作成し、決裁にあげましょう
※遠方のビザ申請の決裁者は取次行政書士になります。
※決裁者に方針MTGをメールするときには
決裁者とチームメンバーの他に、最適者をCCに入れてください。

2. 再方針MTGとは

初動の時に行った方針MTGとスケジュールが大幅に変更するなど、異なる状況が生じた場合には
すぐに再方針MTGを上げて、案件決裁者に決裁を受けてください。
再方針MTGは、COMP備考欄に記載してある方針MTGの上に追記する形でいれてください。
※もとの方針MTGは削除しないこと。

3. 方針MTGの手順

申込書に記載された顧客情報をDBの顧客情報編集から追記する。

・住所
・連絡先(電話番号・メールアドレス)
・法人担当者情報
・「見込み客」を「顧客」に変更

 ★DBの顧客情報&案件情報は事件簿
 行政書士として作成必須の帳簿となるため、必ず正確な情報を入力すること。
 ※作成後は顧客名を変更しないこと。
 (申込後に法人設立した場合、顧客名の後にカッコ書きで追記する)

②顧客情報の右側にある「案件新規登録」ボタンから案件作成し、以下を入力する。

・案件名
・案件種別  ※業務に応じた項目を選択
・案件サブ種別※業務に応じた項目を選択(2024.3~入力必須項目)
・受任担当  ※業績に関わる項目、正確に入力。
・管理担当  ※業績に関わる項目、正確に入力。
・関係社員  ※完了時に受任担当から按分決裁を受ける。
・按分備考  ※在宅スタッフに依頼しない場合はその理由を記載。
        また、管理担当が1日にかけてよい時間も記載。詳細は欄外参照(2023.7~)
・受任日   ※方針MTGの決裁後に決裁者が入力
・報酬額   ※報酬(全額)を入力※税別額を記載
・既入金   ※経理が入力するので管理担当は記入しない。
・支払紹介料 ※紹介案件は入力必須。詳細はこちら。
・報酬内経費 ※詳細はこちら
・内訳    ※詳細はこちら
・申請予定日
・サポート期限
・最終紹介者等
・売上予定日 ※請求書発行予定日を入力
・備考    ※方針MTGを入力

按分備考に記載する時間について(2023.7更新)
方針MTG時に按分備考欄に管理担当が
1日にかけてよい時間を記載してください。
算定する際は管理担当50%でざっくり計算してください。
決裁者も方針MTG時に適切かを含め確認してください。

例)報酬100万、完了予定期間4か月の場合の算定方法
 管理:100万×50%÷4か月÷20日=0.625時間/日≒約40分/日
※完了予定期間は完了予定までの期間です。
 サポート期限ではありません。
※20日としてるのは営業日数です。
※目安の業務時間になりますので、決裁者は実際の時間と
 大きく乖離があるようであれば指導お願いします。

案件名の書き方

ビザの場合
・在留資格認定証明書交付申請(○○)
・在留資格変更許可申請(○○→○○)
・在留期間更新許可申請(○○)
・永住許可申請
○○のところは、具体的な種類を記載する。
例:在留資格認定証明書交付申請(日配)
:在留資格変更許可申請(家族→人国)等
帰化の場合
・帰化
・帰化(○○名)
複数名での申請の場合には人数名等を()内に記載する。
例:帰化(夫婦2名)等
許認可の場合
・酒類販売業免許
~申請や、~サポートとは入れない。
特筆すべきことがあればカッコ書きで記載する。

20万円のうち半額着手の場合の、報酬額の入力例

「既請求」は経企で入金確認後に入力するため、空欄にしておくこと。

③DB上の「顧客情報>案件一覧>案件情報」にあるFileに、忘れずに申込書、面談シート、受任通知書をアップする。

※アップする書類には、それぞれファイル名を付ける。
※1つの案件に複数の許認可や申請が含まれる場合、原則、許認可・申請ごとに案件を作成する。
※進行中案件に対する追加受任の場合は、新規案件を作成する。

注意

申込書を添付しない案件について(大量案件など)は以下のように対応してください。

・案件備考欄に「 ★契約書を顧客情報に添付済 」と記載
・顧客情報欄に、契約書のPDFファイルを添付
※ファイル名または備考欄には、期限を記載すること
例 ファイル名:業務委託契約書(許認可一括) 備考欄:2018.03.23~自動更新(1年)

④方針MTGを、決裁者と行う。

1.管理担当はCOMPの案件編集画面上で、方針MTGを作成
2.決裁者へは、案件URLを添付して、決裁依頼。
※メール文面に貼り付け不要
3.決裁者はCOMPの案件で内容を確認する。
4.決裁者は「決裁了解」をCOMPの日報作成して残し、
その際に決裁者が日報上でステータスを「受任前」→「進行中」へ変更。
5.決裁者はメールでも返信。

※受任担当は、以下の2つの内容を受任時に顧客備考欄に記載しておいてください。
1.顧客の事業内容 (ビザ/帰化/個人の場合は、家族の職業や勤め先なども)
2.他業務受任の提案可能性
(完了MTGの1番目と2番目の質問)

決裁者:職務分掌表に記載の通り
ただし、類例のない新規案件(後遺障害、防災など)、大型案件は代表決済

~決裁者~申込書・受任通知書がUPされているかも確認すること。

※申込書の確認ポイント
・サポート期限が書かれているか?
・業務範囲があいまいな記載はないか?
・申込者が適切か?~管理担当~方針内容に変更がある場合には、その変更も反映すること。

受任=「受任日」「報酬額」は業務日報の受任数値を加算する。
(受任数値は税抜き、立替金・預り金抜きで受任した数値)

※注意※
業務途中で案件決裁者が変更になる場合、
案件決裁者の変更の決裁者は鈴木さん

TO鈴木さん、CCに案件関係者(変更前後の決裁者・受任担当も)で決裁依頼すること。

<4.方針MTGの注意事項>

【申込書受領後、方針ミーティングをあげずに保留になっているケース】があります。

■顧客側で要件をクリアできるかどうか怪しくなった
■顧客側で案件を進めるかどうか再度社内で再検討したいなど、方針転換になった
■方針MTGを書く為の情報が一部入手できておらず、追加ヒアリングを行っている

DBに入力されていない、担当しか把握していない申込書があることは、大きなリスクです。
担当が、その案件自体を忘れてしまう危険性もありますし、
その場合、DBにも入力されていない為、周りは気付くことができません。
また、お客さん側もSGに申込書を渡しているので「業務を進めてくれる」と勘違いしかねないです。

例外的に、申込書受領後、数日以内に方針が判明/決定する場合等で、
すぐに方針MTGをあげることが適切でない場合は、
決裁者に相談をしてから対応するようにしましょう。

※原則、方針MTGは受任当日または翌日までに送るようにしてください。

申込書受領時点で、未確認事項がある場合は、
方針ミーティングに、「●●については先方確認中」等と記載すること。

5.方針MTGスケジュールへの簡単貼付け方法

以下の方法で作ると簡単です。

①受任通知書を作成する

②受任通知書の日付を社内用にする

③受任通知書のスケジュールをコピー

④Ctrl+Shift+V のテキスト貼り付けをする

と、以下のように綺麗にはれます。