■目次
1. 事業系補助金の基本業務フロー
2.標準処理期間
3. 受任促進
4.問い合わせ対応
5.SGの方針
6.料金改定 2020.7.17
7.補助金の生産性をUPのための方針
【1.事業系の補助金の基本業務フロー】
申込時にその流れでヒアリングを行ってください。
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①問い合わせ SGで可能性確認
↓
②申込み
③WEB面談して、話しながらPCで申請書等を作成する。
または、電話面談して、電話しながら PCで申請書等を作成する。
※②③は同時に行う流れがよい。
※問題がある場合のみ、④方針MTGを先に行う。
↓
④方針MTG(受任通知書)決裁
↓
⑤決算書等の添付資料の依頼。
書類一式を準備
↓
決裁
↓
⑥依頼者に確認
【2.標準処理期間】
事業系の補助金は、標準処理期間を一週間以内にしてください。
申込みをもらって、ヒアリングしたら
その場またはその日のうちに書類作成を一撃で行い、
必要書類をすぐに送ってもらって、申請という流れです。
モタモタしていると、
顧客の熱も冷め、満足度も急速に落ちます。
最速で行いましょう。
【3.受任促進】
許認可案件の面談(WEB面、電話等含む)タイミングで、
必ず補助金(小規模事業者持続化)の提案をしてください。
面談終了後に補助金チームにバトンタッチする形になりますが、
許認可担当と補助金担当を兼ねる場合はその方がそのまま対応してください。
<例>
◆タバコ小売販売業のケース
※対象経費
・SG報酬→委託費
・喫煙所内装工事→外注費
①SGで補助金申請(成功報酬11万円(税込))
↓
②採択
↓
③SGで許認可申請・取得
↓
④SG報酬受領(許認可分)
↓
⑤実績報告
↓
⑥クライアントに補助金入金される
↓
⑦SG報酬受領(補助金分)
許認可手続きにかかるSG報酬を補助金の対象経費として申請する形になります。
要件の該当性・タイミング等の兼ね合いはありますが、
クライアントは補助金が下りれば実質的に金額負担が減り、
SGとしても補助金の報酬が見込めます。
★SG報酬のみでは経費として金額面も申請内容的にも厳しいところがあるので、
+αの経費(設備、広告費等)とセットできるような許認可が望ましいです。
【4.問い合わせ対応】
問い合わせ対応に時間をかけすぎないようにしてください。
補助金の制度や期日の説明は、無駄な時間になることが多いです。
初めの10分で、可能性を見極めましょう。
質問に答えるという対応はせず、こちらからヒアリングしてください。
<イメージ(小規模事業者持続化補助金の場合)>
①初回電話問い合わせ(10分)→②ズーム等での面談(30分)→③見積発行・受任→④申込後計画書作成(1~2時間程)→⑤細々とした確認→完成
※①②は確度高ければ同時でも可
※②③は逆でも可
【5.SGの方針】
①着手金は、11万円(税込)未満は設定しない。
ものづくりなどで、11万円(税込)以上設定できる場合は、可
ものづくりは、15%(内、9.9万円(税込)着手金)を原則として、104.5万円(税込)上限とします。
報酬面で取れない場合は、15%部分を10%まで減額交渉可とします。
②受任担当が直管理、または面談同席者が管理する
面談に同席していない人は管理担当できない(IT導入補助金除く)
各オフィス、新人が管理担当しているなどは原則なし。
③一撃で申請まで終える。
ベンダー登録や本申請なども含め、受任から5営業日以内に申請する。
長引くとキャンセル等になり、マイナス計上が発生する。
ふわっと受任しない。
④ITベンダーやフランチャイズ本部など、提携先とコラボする。
⑤レアの補助金で、ビジネスとして実務量、報酬面で難しい場合は、すぐにサイトから外す
補助金は、受任は簡単ですが、効率よく実務をするのは一定難しいです。
⑥100件、200件レベルで、大量に受ける。
5件とかなら、コスパが悪くて、マイナスになる。
大量に受けることで、アサインされた人の業績にも繋がる。
⑦見積額は3割位の人に「結構高いね」「高いから止めておく」と言われるくらいが適切。
顧客の要望により過ぎて、ほぼ申し込み確実の見積額を出している人がいますが、
それは、ウインウインにならないので止めておきましょう。
【6.料金改定】2020.7.17
①小規模事業者持続化補助金
成功報酬
一律16.5万円(税込)
締切1ヶ月前以降の申込22万円(税込)
②IT導入補助金
成功報酬
ベンダー・ツール登録 一律22万円(税込)
補助金申請 一律16.5万円(税込)
③ものづくり補助金
着手金 16.5万円(税込)
成功時 交付金額の10% 最低報酬44万円(税込) 着手金は成果時の報酬に充当
【6.補助金の生産性をUPのための方針】
①毎日1件以上仕上げるイメージ(ほぼ専任の場合) 小規模なら5時間以内に終える
②面談時に、ほぼすべてを聞き出し、構想を決定する (追加で確認はなるべくなし)
③優秀な在宅スタッフを活用する
④初動に1時間かけて、メンバーの意識共有
⑤タイマネを行う (時間をかけて丁寧すぎるのはNG)
⑥ヒアリング力を上げる(相手に興味をもつ)
⑦ホワイトボード等に書き出して、チームで行う
⑧採択されなくても、満足してもらえる仕事をする意識で
⑨単価を上げる 特に急ぎ案件は、1.5倍くらい
⑩補助金をアサインされたら、低業績を上げるチャンス